調べてみた

ふと気になったことを調べたり、好きな事を発信した雑記ブログです。

堀江氏の自分のことだけを考えるを読んだ。

 堀江貴文さんの著書を読んだ。

 

自分のことだけを考える。ネットで注文して近くの書店で受け取れるe-honで購入

 

 

はじめは、ホリエモンにいい印象はなかった

もともと、ホリエモンには炎上好きな人という、あまり良いイメージは持ってなかった。それはこちらの勝手なイメージで書店には常に堀江貴文氏の本が目立つように陳列されている。書店によってはホリエモンコーナーなるものもある。

 

なぜ?過去に世間を騒がせた人物がいまだに人気があるのか?

 

そして、堀江貴文氏の著書が目立つように陳列されそして何冊も出版されているのだろうか?

 

それまでは、まったくスルーしていた堀江貴文氏の著書を初めて手に取って読んでみると、それは食わず嫌いみたいなもので、読んだら自分にはないフラットなメンタル維持の方法や対人に関しての新しい価値観を与えてくれた。

 

まさに目からうろこな鱗とり書籍だった。

 

60秒だけなら大丈夫だ。俺の精神を蝕まないだろう。

表紙に炎上する者になれ。

この表紙が目に飛び込んできた。

 

「な!なにおぉ!炎上させろだと!」と少しこの時点で無責任で「炎上=悪」という固定観念をもつ未熟な俺は怒りを感じながらもどんな内容か興味を持った。

 

そして手を伸ばす。だが、そこで一瞬脳裡にこんなことがよぎる。

 

もしかしたら、この本を読んで気分を害するかもしれない。

俺の一日が台無しになるのでは?

 

 

「過激なことを書き綴って銭を吸い上げる拝金主義書籍じゃないのか?」

 

炎上錬金術じゃないのか?

過激なことを言えば注目される、炎上すれば本の売り上げも伸びる。

 

すると突然!

 

脳内で何故か「拝金ブギ~♪」というミュージックが流れ始める。

 

だが、それは俺の稚拙な嫉妬心からだったとページを30枚めくった所で

認識させられる。

 

まっそれはさておき、目次にある程度目を通す。

 

全6章で構成。

 

自分のことだけを考える目次

第1章:自分のことだけを考える。

第2章:炎上する者になれ。

第3章:無駄なものにふりまわされない心

第4章:なぜあなたは緊張に負けてしまうのか?

第5章:恥をかいた分だけ成功に近づく

第6章:他者への優しさだけは忘れてはならない

 

 小見出しにはパワーワードがいっぱい

  • もっと自由に生きろ。人の目を気にする暇はない
  • 自分がコントロールできるのは自分の心だけ
  • 嫉妬したら、負け
  • 炎上はコスパがいい
  • 他人に期待などしない

 

など、ズババババーンって心に響くパワーワードがいっぱいだった。

 

「ふん、まだ騙されないぞ!ふんふん!」 

 

鼻の穴が広く鼻息の風圧で書店の本棚ドミノが出来そうな俺のノーズエアーを危うく噴出させそうになるほど、息巻いていた。

 

とりあえず、目次に一通り目を通してページをめくる。

まず目に飛び込んできたのが

 

もっと自由に生きろ。人の目を気にする暇はない。

 

 

最近、対人関係で悩んでいた俺の目に飛び込んできたのは暗闇の中にいた俺にクモの糸を垂らしてくれるような小見出し

 

うーむ、なるほど。確かに言われてみれば・・・

自分の人生なのに他人にどう見られているかとか気にしすぎているかもしれない。

過去を振り返ると物事がうまくいかないとか、自分のことで怒ることはなかった。もし上手くいかなくてもそれは自己責任だと思っている。

 

どちらかと言うと、他人と接することで気分が乱高下する人生だった。

フラットなメンタルが必要かもしれない。

そう思い始めたこの時から60秒ルールなんてクダラナイルール?を忘れてどんどん

堀江貴文氏の著書に引き込まれて読み進めていく。

 

しばらく読み進めていくと重力で体が疲れてきたようだ。

 

お家に帰ってから読もう。

レジに持っていき購入した。しかも値段を見ると834円(ヤサシ)

そう値段がやさしさで溢れていた。

 

いや、実際は800円の消費税で864円だ。

どうやら何かの術中にはまってしまい。価格が安く思えた。

 

もちろんカバーをかけてもらう。

決して、堀江貴文氏の顔を見るのが嫌だというわけではない。

むしろ、掛けてもらったカバーの上から表紙をかけなおしたいくらいだ。

 

さて、自宅に戻りゆっくりコーヒーを飲みながら改めて読み進める。

 

人の目を気にするな 

無駄な時間や労力を失うならその時間を自分のために費やしましょうってことのようだ。なるほど、こういうのって皆どこかで理解してはいると思う。でも、どうしても無駄なコミュニケーションをとってしまったり、それによって悩んだり、イライラしたり、落ち込んだりと他人のために無駄な時間を失ったりすることがある。

 

この無駄な時間を有効利用して読書したり、勉強したり、自分の目標やスキルアップのために時間を使った方がいいってことか。

 

で、この本ではそのようなことを忘れて日々自分のために合理的に邁進してくためには?という堀江貴文さん(ホリエモン)のメンタル術が網羅されていた。

 

改めて本を眺めてみると、本のタイトルは

 

「自分のことだけ考える 」

 

ずっと炎上される者になれだと思っていた。

 

炎上される者になれ。それほど表紙のインパクトが強すぎた。

 

炎上って空気読めない人が失言したことによって発生する事象じゃないの?

って思ってたんだけど、堀江貴文さんはその炎上をあえて出来る人間になれという。

 

第2章:炎上する者になれ

 

炎上?いやだなぁー、炎上したくないなぁーって当たり前だけどそう思う人が多い。

炎上というと、異端で受け入れがたく悪ととらえられてしまう節がある。

 

炎上をおそれてどうしても無難な意見に賛同したり、この発言は良く思われないんじゃないかと萎縮して発言しなかったり。

ツイッターとかでも発信前に、打ち込んだ140文字の文章を今一度、客観的に

見たときに「炎上」しそうだなって思えば削除したりすることあると思う。

 

でも、それではいけない。

自己主張できない人は無と一緒ということ。

無なら嫌われた方がましだと。

 

誰でもできる仕事で大炎上

 

朝日新聞デジタルから

「なんで保育士の給料は低いと思う?」(低賃金で負の循環)という質問に対して堀江貴文ホリエモン)さんが

「誰でも出来る仕事だということです」とツイートしたところ大炎上。

 

堀江氏曰く、これを曲解した人たちからの批判が多かったと言ってるんだけど。

 

これは「大炎上」して当たり前。曲解じゃなくて、言葉が足りなさすぎという

率直な感想だった。

 

でも、どのような真意で発言したか、本書を読んでみると分かるんだけど

要は、「保育士」が誰にでも出来るというのは誰にでも出来る簡単な仕事と

軽視や蔑視したのではない。

「誰でも、やろうとしたら大抵の人はできる、大変かもしれない仕事」

だということ。

この後、保育士がなぜ低賃金なのか?ということが考察されている。

 

堀江さんの炎上は、社会通念、一般的に今まで盲信して当たり前だと思ってしまっていたことに対して、率直な感想やマイノリティな意見で炎上してもそれが議論に上がればその炎上はすばらしく有意義なものだと感じた。

 

パラダイムシフトが起こり良い世の中になる「きっかけ」になればいいなって話。

 

端的な言い方がどうしても勘違いされやすいんだろう。

でも、本当、正論だと思う。

 

死ぬなら辞めたほうがいい

 

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これごくごく当たり前。

 

例えば、会社がブラック・残業過多・残業代未払いな会社だったとして

誰かが「はぁー辛い」って言ったとしよう。

 

普通なら、大丈夫?大変だよね・・・と慮ることを期待しているんじゃないかな?

でも、傷のなめ合いで定型文的な意味のない「大変だよね」は言わない。

 

それなら辞めたら?だって死んだら意味ないじゃん。

 

実にロジカル。でも的を得ている。

 

 

ただ、やめるってなかなか生活環境や、辞めても仕事があるのか収入は?と先が見えないだけに不安になるのも当然だと思うんだけど。

 

このことに関しても、「だから会社に付け込まれる」と一蹴。

 

堀江氏とは相対する考えをもつ者にとっては、端的なもの言いが「え?なんでそんな酷い事が平気で言えるの?」って一時的には胸を抉られるだろうが、真理をついているだけに「ハッ」と気付かせてくれるものも有る。

 

俺もそうだけど、大半の人はそれに薄々気が付いていても、現状を変えられないもどかしさから

 

「なにも分かってないよね」って、否定してしまうんだろう。

 

もちろん、この考えが社会に浸透するには時間が掛かりそうだけど、社会の犠牲にならない様これからを生き抜く術としては備えておく必要がありそう。

 

個としての生き方 

さて自分のために生きるというタイトル通り、個としてどう生きるか。

時には周りに合わせることも大切だが、盲従してしまっている悪しき習慣や、義務教育で根付いた精神「右にならえ」ではなく、自分のためにどう生きるかに注力する。

人の目を気にしてしまう。人に合わせてしまう。それほど無駄なことはない。

読めば分かるが、決して利己的になれという意味ではない。

 

むしろ、自分の幸せの追求が結果周りも幸せになることに直結すればこれほど幸せなことはないだろうという考えだった。

 

そのためには、他人の目を気にせず、自分のために時間をかけ目標にエネルギーを集中させる。

 

しかじかうんぬんほれほれそらそら、と最後まで読み進めていく。

 

もうここまで来たら、終わりが見えてくる。

先ほどまで左手の指が厚みのある紙の束を抑えていたのだが、いまでは残り数ページ

もっと続きが読みたいという衝動に駆られていた。

 

最後に総評だよーん

個人的に思ったことは、端的で勘違いされやすいけど実は優しい人だなという感想。

人に期待しない・でも人の良いところだけを見てあげる。

普通なら、どうしても悪いところを見てしまうんだけどね。

深いよね。

 

最初は炎上で食いついたんだけど、中身はしっかりとしたメンタル術本だった。

 

ここでは全てを語ることはしないが、2時間あれば読了出来てしまうほど分かりやすくそしてここが大切だけど「とても読みやすい本」だった。

 

もちろん合う合わないはあると思うけど、否定派の人にもおススメ。

 

かくいう自分も、ライブドア事件ニッポン放送買収問題だけで堀江貴文さんを冷ややかな目で見ていたのだが、読了して印象が変わった。もちろん良い意味で。

有名人をもてはやしてよく思われようとか露程にもおもわず、率直に良書。

 

 

堀江さんの他の著書も読もうと思う。

 

 kindle

 

 

調べてみた評価は

星:🌟🌟🌟🌟☆

 

星一つ足りないのは、悔しいかな正論だった。あと、イイ人だった(笑)